毎日とても暑い日が続いていますね。涼しいところに行きたいね!となり、夫と水上の谷川まで行ってきました。
谷川にはロープウェイもありますが1人往復3千円とちょっと高い!そこで今回は電気バスを利用して軽いハイキングに行くことにしました。
私たちは谷川インフォメーションセンターに車を駐車し、そこから電気バスの発着場である山岳資料館まで10分ほど歩いて行きました。
谷川インフォメーションセンターの駐車場は1日200円。少し前までは無料だったのですが、新しくゲートも設けられていましたので仕方ないのかな。
電気バスは1時間に1本です。予約や場所取りができないため始発の9時30分に間に合うよう急ピッチで登り坂を歩きました。
乗れなかったら、一ノ倉沢まで歩いて行こうか?と夫と話していましたが、避暑にきたのでできれば電気バスに乗りたい!
ロープウェイ乗り場である谷川岳ヨッホを華麗にスルーしてさらに歩いて行きます。
谷川山岳資料館に到着するとすでに数人、受付を済ませた人たちが。私たちも受付をしてもらい、ホット一息。
しかも、運が良いことに今年数回しか運行していない新車の電気バスです。たしか既存の電気バスは8人乗りだったと思いますが、こちらは12人乗りです。
車いすの方もいましたが、車いすごとは乗れませんでしたが、車いすを畳んで乗車していました。電気バスならば、脚の不自由な方も一ノ倉沢の絶景を楽しめますね。
さて、ガイド料500円を支払ってさっそく出発です。ここから約3.3キロ、時間にして約20分、標高差100mのバス旅の始まりです。歩くと山岳資料館から一ノ倉沢まで55分ほどなので、バスに乗れて良かった!
ガイドさんはお話しがとても上手で「熊出没注意」の看板が「熊に気をつけて」という看板になったのは、熊の団体からクレームがあったとか、走行している一ノ倉沢道路(国道291号線)は、大久保利通の土木7大事業の1つだったのだとか、引き出しがたくさん。
バスは窓がないので谷川の風を感じながら、雪崩の跡を見たり、サルの軍団に会ったり明治時代の国道の石垣を見たり、しながらの楽しいドライブとなりました。
「一ノ倉沢ではぜひ川の水を触ってみてください」とガイドさんが話されていたので、夫と一緒に触ってみるとヒンヤリととても冷たく、ずっと触っていたら手が痺れそうです。
雪庇も残っていましたが、崩れやすいので絶対に上には乗らないよいうに、とのことでした。一ノ倉沢の景色は絶景で多くのアルピニストの憧れるのがわかる景色です。
一ノ倉沢での休憩を終えて、帰路はバスには乗らずに歩いて帰ることにしました。帰りは下り坂なので楽々歩けます。
電気バスに乗らなくても、お子様連れの家族や犬を連れて歩いている方だったり、電気自転車で一ノ倉沢を目指している方もいましたよ。
帰路は、ガイドさんの話を思い出しながら、明治時代の石垣と昭和の石垣を見比べてみたり、サルの写真を撮ったりしながらハイキング。ブナ林の中、気持ちの良い森林浴ができました。
うれしかったのはギンリョウソウに出会えたこと。別名、ユウレイタケと呼ばれている不思議な植物です。山野草は名前がなかなか覚えられないのですが、お花もたくさん咲いていました。中でも山のオダマキは趣があって素敵でした。
谷川岳のガイド付き電気バスの運行は5月24日から11月9日まで。紅葉の季節もきっといいだろうなぁ。もしよかったら訪れてみてくださいね。