「自分が何をしたいのかわからない」
「本音がどこにあるのか迷子になる」
「気持ちを聞かれても、正直ピンとこない」
他人軸で生きてきた人ほど、
“自分の気持ち”が感じにくくなることがあります。
これは怠けているわけでも、心が弱いわけでもなく、
心が自分を守るために感覚を鈍らせてきた結果 です。
この記事では、
- なぜ自分の気持ちがわからなくなるのか
- 本音を感じる力を取り戻すコツ
- 今日からできる5つのセルフワーク
を、心理+ゆるスピの視点から解説します。
自分の気持ちがわからないのは“心が麻痺してる”からじゃない
「自分って何が好きなんだろう?」
「どうしたい?」と聞かれても何も出てこない。
これは
心のセンサーが弱っている状態。
でも、これは“壊れている”のではなくて、
- 周囲に合わせて生きてきた
- 断れなかった
- 我慢を積み重ねてきた
その結果、
「感じないほうが安全」と心が判断しただけなんです。
だから、回復はできます。
自分の気持ちがわからなくなる3つの原因
①「正しさ」や「常識」を優先してきた
いい人でいようとしたり、迷惑をかけまいとしたりすると、
本音の声が小さくなる。
気づいた時には、
“自分の気持ちよりも、正しい行動をする”癖が定着してしまいます。
② 感情を押し込める癖がついている
“悲しい・イライラ・モヤモヤ”を感じる前に蓋をしてしまうと、
本当の感情がどこにあるのかわからなくなる。
長年これを続けると、
感情センサーの反応がにぶります。
③ 自分より他人の気持ちに敏感になっている
エンパス気質・HSP気質の人は、
他人の感情が流れ込んできやすい。
その結果、
相手の気持ちと自分の気持ちが混ざってしまう。
これは能力でもあるけれど、疲れやすい原因にも。
本音を取り戻すための5つのステップ
① “いまどう感じてる?”を体に聞く
頭に聞くとわからなくなるので、体に聞く。
- 胸は軽い?重い?
- お腹は固い?ゆるんでる?
- 呼吸は浅い?深い?
体の反応こそ、本音に1番近いです。
② 好き嫌いをハッキリさせる小さな練習
「好き・嫌い・どちらでもない」を日常の中で選ぶ。
例:
- 今日の飲み物は?
- お風呂の温度は?
- 布団に入る時間は?
小さな選択を積むほど、心の感度が戻る。
③ 1日1回 “なぜ?” をやめる
本音を感じるときに「これは正しいのか?」と考えると、
本音は消えます。
今日は “理由づけしない日” を作ってみて。
「なんとなくそう思う」
これでOK。
それが本音。
④ 嫌だったことを1つメモする
ポジティブより、嫌なことのほうが本音につながりやすい。
- 今日、ちょっとモヤッとした場面
- なぜか疲れた瞬間
これをメモすると、
心の境界線が見えてくる。
= 自分軸が戻りやすくなる。
⑤ “もう我慢しなくていい”を合言葉にする
他人軸の人は、長年「我慢する」を続けてきた人。
心の奥に向かって
「もう我慢しなくていいよ」
と伝えるだけで、内側がゆるみやすくなる。
これはスピ的にいうと、
エネルギーの中心が内側に戻るサイン。
本音がわかるようになると、人生の選択がラクになる
- 自分の好きが増える
- 無駄な人間関係が減る
- 心が軽くなる
- 断るのがうまくなる
本音がわかるというのは、
人生のハンドルを取り戻すということ。
これは特別な能力じゃなく、毎日の小さな“心の声を聞く練習”で必ず戻ってきます。
【まとめ】
- 自分の気持ちがわからないのは“心の防御反応”
- 原因は「正しさ優先」「感情の抑圧」「他人の感情に敏感」
- 本音を取り戻す鍵は、小さな選択と体の感覚
- 理由づけをやめるだけで、本音が浮かび上がる
- 少しずつ心の感度を取り戻せば、他人軸から抜けられる