感情に振り回されるってどういう状態?
ちょっとした言葉に傷ついたり、相手の反応に不安になることってありますよね。
自分では冷静でいたいのに、心がザワザワしてコントロールできなかったり、、、
こんなことが続くと私って、とついつい自分を責めてしまいがち。
でも大丈夫です。これは性格の問題ではなく、脳の過去の記憶や防衛反応が勝手に動いているだけなんです。トレーニングすればきっと整っていきますよ。
感情は「波」だから、押さえつけようとしなくてOK
感情は海の波みたいに、自然にきて、自然に去っていきます。
・湧いてきた不安
・突然のイライラ
・なんとなく落ち込む感じ
これらは「悪いもの」ではなくて、ただ脳が疲れているだけだったりします。
無理に感情をゼロにしようとする必要はなくて、「波がきても飲み込まれにくくする」のがポイント。
心がザワついたときの簡単な4つのリセット法
①深呼吸ではなく「ゆっくり吐く」
吸うより、吐くほうが副交感神経が働きます。
5秒かけて吐く→2秒だけ吸うを2~3セット繰り返すだけてとても落ち着きますよ。
忙しいときは、ゆっくり吐くだけでOK。
不安なときって、脳が酸素を多く吸うように指令を出して息が浅くなります。だからゆっくり吐くだけでリセットできるのです。
②いま感じている気持ちに名前をつける
「なんか不安」と思ったら
・今、不安を感じているな
・今、焦っているな
・今、緊張しているな
とつぶやいてみましょう。
これは「ラベリング」と呼ばれる心理テクニックで、脳の混乱が減り、感情と距離が置けます。
③スマホをいったん伏せる
不安・イライラが強いときって無意識にスマホを触っていたりしますよね。
でも、実はこれはもっと不安やイライラを増やしてしまう行為なんです。
1分だけスマホを伏せて「手ぶらで座る」これだけで脳の情報が止まり、心の波が落ち着きますよ。
④自分を内観する時間をつくる
感情に飲まれにくい人が必ずやっていることがあります。
それは、自分を観察する時間を作っているということ。
私の友達の話ですが、なにかあったときには必ず自分を内観する時間をつくっているんです。人やネットに答を聞く前に、まずは自分の気持ちを見つめてみましょ。
自分を観察する時間をつくるってそんな大げさなことでなくて大丈夫。
朝コーヒーを飲んでいるときとか、家事の合間に5分時間をとるとかベッドに入って寝る前の少しの時間などに、「今の自分どうかな?」って自分に聞いてあげるだけで、心が安定してきますよ。
感情に振り回されない人は心に余白をもっている
感情はコントロールするものではなく、揺れがきても流すもの。
流す力を育てるだけでずっと生きやすくなります。
今日ご紹介した
吐く呼吸を長くする
感情に名前をつける
スマホを伏せて脳を休ませる
自分を内観する時間をもつ
今日からできる小さな習慣で、心の揺れは少しずつ小さくなっていきますよ。
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