なぜ、人はすぐ自分を責めてしまうのか?
・もっと頑張れたはず
・あの時あんなこと言わなければ
・私が悪かったのかな
こうやって自分を責めてしまうのは、「性格が弱いから」でも「メンタルが弱いから」でもありません。
実は脳には「自分のせいにするほうが、安心する」という性質があるのです。
人のせいにすると関係が壊れるかもしれなし、環境のせいにすると状況が変わらないですしね。
でも、「自分のせい」にしておけば、一応コントロールできている気分になったりします。
これが自分責めの理由だったりします。
自分責めは「問題を解決する力」を奪う
自分責めを続けていくと、だんだんと脳が疲れていってやがてはエネルギー切れになってしまいます。
・判断力が鈍る
・集中力が落ちる
・気持ちが重くなる
そして本来できる行動ができなくなり、さらに落ち込むという悪循環に!
この負のループを断つには、「事実」と「解釈」の考え方を身に着けることをおススメします。
自分責めしそうな時の「事実」と「解釈」の分け方
たとえは、LINEの返信が遅れたとき
✕悪い例(解釈)
・私が悪い
・嫌われたかも
・だらしない自分が嫌になる
〇良い例(事実)
・返信していなかった時間がある
・今から返信できる
・相手は忙しいかもしれない
解釈(感情だけでつくったストーリー)を抜いて、事実だけを並べると、脳は冷静さを取り戻します。
自分責めがスッと消える3つの方法
①「落ち込むのは正常」と受け止める
落ち込む=あなたが誠実な証拠。
責任感や真面目さがあるからこそ、心が動くだけ。
「私、ちゃんと向き合っているんだな」と捉えるだけで心が緩みますよ。
②できたことを3つだけ探す
・寝れた
・朝起きた
・ごはんを食べた
・仕事に行った
・誰かに挨拶した
小さすぎて大丈夫。
毎日3つだけできたことを見つける習慣をつけると、脳が「私はダメじゃない」と学習するのです。
③次にどうする?だけ考えて前に進む
自分を責めても状況は変わりません。
でも、行動を1つだけ決めると前進します。
・次は5分以内に返信しよう
・明日は10分早く起きよう
・今日は休むことを優先する
こんな小さな一歩で大丈夫です。
まとめ
自分責めをしてしまう人ほど、人より優しい人だったりします。
でも、ずっとそのクセをもっているとシンドイですよね。
もし、次に自分を責めてしまったときには「事実」と「解釈」を分けたり、次にできることを探してみましょ。
その繰り返しで今よりずっと生きやすくなりますよ。