自転車
金木犀の甘い香りが、深まる秋を感じさせてくれるようになりましたね。
気持ちよく晴れた秋の1日。
真っ青に澄み渡った秋空のもと、自転車でサイクリングに出かけてリフレッシュしてみませんか。
群馬県の自転車事情
私が住んでいる群馬県は、車の世帯保有率が全国第1位!
どこのお宅にも、たいてい2、3台の車があります。もちろんわが家も例外ではなく、夫と私、それぞれが1台ずつ所有しています。
「車王国」の群馬では、高校卒業前に普通免許を取得して、卒業と同時に自分の車に乗り始める人がほとんど。
だから、高校時代に乗っていた自転車が不要になる人も多くて、私自身も高校卒業時に捨ててしまった記憶があります。
そんな私が、再び自転車を購入したのは、東日本大震災のときでした。
各県がガソリン不足に陥る中、群馬県も例外ではなく、「次に給油できるのはいつになるのだろう」という不安から、自転車を買うことを思いついたのです。
ガソリンや電気に頼らなくても自分の足でこぐだけでいいなんて、手軽で便利な自転車を改めて見直しました。
でも、元々が車王国の群馬県人ですから、いつの間にかまた車主体の日常に逆戻り。東日本大震災のときに買った自転車も、今やカーポートの隅っこでひっそりと眠っています。
ところが今日、金木犀の香りと気持ちのいい秋空に誘われて、急にどこかに出かけたい気分になってしまったんです。
そこで思い出したのが自転車の存在!
「そうだ!今度の休日は、自転車でサイクリングに出かけよう!」
サイクリングなら手軽なダイエットにもなるし、ガソリン代の節約にもなるし、なにより爽やかな秋風と一体化して走るのってめちゃくちゃ気持ちよさそうじゃないですか!?
急いでカーポートへ行ってみたら、かわいそうな自転車はパンクしていました。しょうがないですね、もう何年もほったらかしでしたから。
サイクリングへ出かける前に、まずはパンクの修理をしなきゃ。
ついでに点検もするつもりなので、ここを読んで下さっている皆さんにも自転車の定期点検方法をご紹介します。
ぶ・た・は・しゃ・べる
「ぶ・た・は・しゃ・べる」を初めて聞いた方は、「何だそれ?」って思うでしょうね。
これは自転車の定期点検の合言葉なんです。
●ぶ=ブレーキ
●た=タイヤ
●は=反射板
●しゃ=車体
●ベル=ベル・ブザー
点検箇所それぞれの頭文字を並べたら、ちょうど「ぶ・た・は・しゃ・べる」になるというわけ。
面白いし、覚えやすいでしょう?
それぞれの点検ポイント
ブレーキ
・ちゃんと利いているか、もしくは利きすぎてないか
タイヤ
・傷やヒビ、すり減っていたり石などが挟まっていないか
反射板
・きちんと反射するか、角度が5%以上傾いていないか
車体
・フレームに亀裂が生じていないか
・ハンドルにがたつきはないか
・サドルがぐらついていないか(また高さは適正か。両足のかかとが少し浮くぐらいがベスト)
・チェーンは錆びていたり、たるんでいたりしないか
・注油する時は誤ってブレーキにかからないように
ベル
・ベルやブザーは鳴るか
この他に、ライトや鍵の点検も忘れずに。
さらに年に一度ぐらいは、専門店のプロによる点検もおススメです。
百均の点検道具がなかなか優秀
自転車点検に使うツールは、百均で買えるものもあります。百均だと思ってあなどるなかれ!最近の百均は優秀です。
たとえば空気入れ。
昔はスタンド形の空気入れからホースをタイヤに接続して、足でコキコキしたものですが、今どきは百均でスプレータイプの空気入れが手に入るんです。
パンクの修理キットや反射板なども、百均に行けば様々な種類が置いてあります。
自転車事故の原因
自転車も立派な乗り物。当然、事故がつきものです。
自転車事故の原因でいちばん多いのが、スマホを触りながらや携帯プレイヤーで音楽を聴きながらのいわゆる「ながら運転」だそうです。
車の運転でも同じですが、「ながら運転」するときって、なぜか自分だけは大丈夫って思いがちなもの。でも、運転マナー違反に例外はありません。
ちょっとした気の緩みが、取り返しのつかない大きな事故につながることだってあるのです。
近年では、自転車事故でも多額の賠償金が請求されるケースが発生しています。中には、1億円近くの請求事例もあるそうです。
自分だけは大丈夫と思うのではなく、しっかり定期点検をしたから大丈夫と言えるようにしましょう。
万全の点検&安全運行で、爽やかな秋のサイクリングを100%楽しみたいものです♪