芽吹きの季節
ソメイヨシノの開花ももうすぐ!
草花の芽吹きの季節となりました。そんな中、我が家の裏庭でヒッソリとフキノトウが頭を覗かせているのを発見しました。
フキノトウの生命力
実は、今年は我が家の裏の空き地に新しい家が建ったので、今年はフキノトウは「もう生えないだろう…」と諦めていたのです。
しかし、家の草むしりのついでに裏の敷地を除くと、今年も元気に姿を見せていてくれたのです。
その姿を見て、土の力強さとフキノトウの生命力に感激してしまいました!
何も手をかけなくても厳しい寒さのなか土のなかで力を蓄えて外の世界にでてきてくれたなんて!まるで、人の妊娠出産の過程のようで、なんだかこちらまで元気をもらったのです。
そんなフキノトウの美味しい食べ方はやっぱり「天ぷら」その場で採れたものを、すぐ天ぷらにできるなんて贅沢すぎ!「田舎暮らしもいいもんだぁ」とこんなときにしみじみ感じます。
ふきのとうの雑学
そんなフキノトウですが、みなさん、ご存じのフキの蕾の部分です。
フキノトウが出てきた場所の近くから、やがてフキが出てくるのです。
一般的に花が咲いてしまったフキノトウは食べられません。それに、大きい物よりも小さい方が味が美味しいです。なので期間限定の春の味とも言えます。
よく、初物を食べると健康になって長生きができる!と言いますが、旬な物には体を元気にしてくれる栄養がいっぱい。
フキノトウはカリウムが豊富で、体内の余分な塩分を排出してくれるので高血圧や動脈硬化・高脂血症の予防に役立つと言われています。
そのなかでも、フキノトウ独特の苦みの成分には体に良い成分がたくさん含まれています。
まず、苦み成分の1つ「アルカノイド」は肝機能の強化に役立つそうです。それに、細胞の老化を抑制してくれる「ポリフェノール」も含まれています。
「アルカノイド」や「ポリフェノール」の他に「フキノール酸」も含まれていて、この「フキノール酸」には、なんと花粉症の予防効果があるのですよ!
花粉症の原因はヒスタミンの増加と言われていますが、「フキノール酸」には、血液中のヒスタミンを低下させる作用があるそうです。
薬を飲むよりも自然の物で予防するほうが、ぜんぜん良いと思いませんか?期間限定の春の味覚ですが、花粉症でお悩みの方はフキノトウを食べてみるといいかも。
まとめ
冬眠していた熊が目覚めて、まず最初に口にするのがフキノトウだと言われています。
熊に習って春の味覚フキノトウを食べてみた結果、体からパワーがみなぎった感じがしました。
これからの季節、フキノトウ以外にも、タラの芽やサンショウ・セリなどの山菜が楽しめる季節です。
日本の四季の恵みに感謝しながら、いただきたいと思います。