片付けベタ
部屋の片づけが大の苦手!その上、何でももったいなくて捨てられないから、小学生の時に買ってもらった鉛筆や洋服をいまだに持っている、あかつきです。
数えきれないほどの洋服はクローゼットに納まり切らず、2階の1室はアパレルショップさながら壁一面に洋服が並んでいます。
今日はそんな片づけベタな私が、努力してスッキリ収納をめざしてみようと決意したきっかけをご紹介します。
人間には2種類の意識がある
きっかけの出来事をお話しする前に、人間の意識について書かせてください。
人間には、「顕在意識(表面意識)」と「潜在意識(無意識)」の2種類の意識があると言われています。
この2種類の意識を海面に浮かぶ氷山に例えるなら、海面から上に出ている部分が「顕在意識」で、海面よりの下の隠れて見えない部分が「潜在意識」だというわけです。
顕在意識は人間の意識全体のわずか10%にしか過ぎず、あとの90%は潜在意識が占めているのだとか。意識の大半を占めるこの「潜在意識」をうまく活用することができれば、人は驚くべき力を発揮できるに違いありません。
でも、逆に考えれば、意識の大半を支配する潜在意識が、顕在意識による思考や行動の邪魔をすることもありえます。潜在意識の影響力が大きいばかりに、人は思い通りの結果を得られないことが多いわけです。
たとえば顕在意識で「お金持ちになりたい」と願っても、潜在意識で「お金があり過ぎたら不幸になるから、そんなにいらないか」と思っていると、現実は「あまりお金のない状態」になります。
あるいは、「ダイエットするぞ」と決意しても、潜在意識で「どうせ効果なんかないから、がんばってもムダ」と思っていると、やせるどころか3日坊主で終わってしまいます。
どちらも潜在意識の影響力が、行動の足を引っ張ってしまった例です。
見えないはずの潜在意識を確認する方法
潜在意識を自在にコントロールしたり、顕在意識と同期できればいいですが、残念ながらそれはできません。なにしろ、潜在意識はふだんは眠っていて、見ることができないのですから。
でも、見えないはずの潜在意識を、目で見て確認する方法があると言われています。
それは「収納の状態を見る事」
収納がすっきりしている人は潜在意識もすっきりしているので、自分が望む状態をつくりやすいそうです。
反して、収納がごちゃごちゃの人は潜在意識も雑然としているので、「どうしてこんなことが起こるのだろう!?」という望ましくない出来事に悩まされやすいのだとか。
私の場合は収納がごちゃごちゃだから、きっと潜在意識もごちゃごちゃなんでしょうね。今のままでは、本当に欲しい状態が手に入らないばかりか、不毛な出来事まで引き寄せてしまいそうですね(トホホ…)
空きスペースを作る効果
潜在意識が効果的に働くようにするためには、意識を整理してあげる必要があります。
自分がいちばん欲しいもの、お金だったり、恋人だったり、自由だったりを引き寄せるためのスペースを作ってあげるといいそうです。
そうすれば、スッキリと整理されたスペースに、欲しいと望んだものがストンと納まる、いわゆる「引き寄せの法則」が成り立つとのこと。
お金持ちの押入れに衝撃を受ける
やたらと長い前振りになってしまいましたが、ここからやっと、私がスッキリ収納を決意したきっかけの出来事をお話します。
それは、とある資産家のお宅にお邪魔したときのことでした。
リビングに案内され腰を下ろしたとき、フッと隣の部屋の押入れが目に入ったのです。
そこに見たのは、実に衝撃的な光景でした。
なんと!押入れに入っていたのは、座布団が4枚だけ!
私の中の常識では、押し入れというのは布団やら何やらが、上下段にビッシリ詰め込まれているものです。
出していただいた上等の静岡茶をいただきながら、このお宅のスッキリした押し入れに比べて、これでもか!?とばかりにたくさん押し込んだわが家の押し入れを思い浮かべました。
「あんなにゴチャゴチャに詰め込んであったら、そりゃ、お金が入ってくるスペースなんかないわね」と、心の中でため息をつきながら。
鶏が先か卵が先か
潜在意識を効果的に引き出すには、カウンセリングのように外部から働きかける方法もあります。
でも、自分の身の回りの収納をスッキリと片づけることで、内面からの変化を待つというのもひとつの手なのかも知れませんね。
果たして、外からか内からか、どちらが先の方がいいのやら。
まさしく「鶏が先か卵が先か」と同じで、すごく悩みます。
とりあえず捨ててはみたけれど
お金持ちの押し入れに強い衝撃を受けた私ですが、いまだになかなか片付けができていません。
私の中には、「片づけたくな~い」という、よほど根深い潜在意識があるのかも。
ここは潜在意識に抵抗しても仕方がないと思いなおし、まずは自分のできることから始めてみました。
夏も終わったことだし、最近めっきり着る機会のなくなったノースリーブの服をとりあえず捨ててみたのです。
今後の目標は、趣味が変わって着なくなったブランド服や人からいただいた服、オークションなどで中古で仕入れた服を徐々に処分していきたいと思います。
近いうちにスッキリと片づけて、「幸せを呼び込めるようなクローゼットにするぞ!」と、決意は固いあかつきでした。