群馬名物
私の住んでいる群馬県の名物といえば、全国的に有名なのは「かかあ天下とからっ風」でしょうか。
でも、これはどちらも食べられません(笑)やっぱり名物というからには、食べて美味しいものがいいですよね。
そこで今日は、群馬県民の私がイチオシするお菓子を和風と洋風ひとつずつご紹介しようと思います。
群馬県民のソウルフード「焼きまんじゅう」
まずは和風の甘味といえば、これです!
上州名物の焼きまんじゅう
焼きまんじゅうを全く知らない方のために説明すると、丸くて平らな形のまんじゅうを竹串に刺し、甘いみそダレをたっぷり塗って炭火であぶったものです。なんでも起源は、幕末にまで遡るとのこと。
あんの入っていない素まんじゅう(基本形)のほかに、一部では餡入りのものもあります。
焼きたてで熱々のうちは軟らかいのですが、冷めるとすごく固くなってしまうので、食べるならぜひ焼き立てを!
どこのお店もお土産用がありますが、そのほとんどが焼く前のまんじゅうにタレを別添して、自宅で焼くことを前提にしています。
群馬県民のソウルフードとまでいわれる存在の焼きまんじゅうなので、県内のいたるところに有名店が点在。でも、数ある焼きまんじゅうの中でも、おそらくココがいちばんメジャーじゃないかと思います。
群馬県高崎市にお店のある「オリタの焼きまんじゅう」
創業65年以上の老舗店ですが、このお店が一躍有名になったのは、漫画「孤独のグルメ」で紹介されてからのようです。
オリタの焼きまんじゅう店
住所: 群馬県高崎市田町108
電話: 027-323-9706
営業時間:10:30~18:00
定休日: 不定休
これからの季節、渋めのお茶とコックリと濃厚な甘みの焼きまんじゅうは相性抜群♪
と、ここまでは、「焼きまんじゅう推し」の私の視点で書いてきましたが、実はこの焼きまんじゅう、他県の人には不評なこともちょくちょくあります。
身近な例では、わが家のパパ(県外出身)が焼きまんじゅうを初めて食べたとき「何これ?パサパサしたパンみたい」と言ったきり、その後は二度と食べませんでした。
食べ慣れていない県外の方や、昔ながらの味わいになじみのない若者世代には、焼きまんじゅうの素朴すぎる食感や濃厚すぎる味噌ダレは口にあわないのかも知れませんね。
でも、私はやっぱり好き♪
群馬県ではお祭りの屋台や縁日にも焼きまんじゅうはつきもので、私がお祭りに行くというと、「焼きまんじゅう買ってきて」と祖母がお小遣いをくれたものです。
きっと懐かしい祖母の思い出と相まって、焼きまんじゅうがよけいに好きなのかも知れませんね。
そんなあかつきイチオシの焼きまんじゅう。
群馬県にお越しの際は、話の種にぜひ召し上がってみてくださいね。
群馬の内祝いの定番「ラスク」
焼きまんじゅうが、群馬の「和風イチオシ名物」とするならば、続いては「洋風イチオシ名物」のご紹介です。
群馬県民なら知らない人はいないのが、「ガトーフェスタ・ハラダ」という洋菓子屋さん。
中でも有名なのは、グーテ・デ・ロワ(王様のおやつ)と名付けられたラスクです。
先ほど、群馬県民なら知らない人はいないと書きましたが、今や全国ネットでメジャーになって、各地の有名百貨店には必ずといっていいほど入っています。
関西に住む私の知り合いは、「うちは内祝いや手土産は、必ずハラダのラスクに決めているの」と言っていました。
関西なら、きっと美味しいものがたくさんあるはずですが、それでもギフトの定番にしたくなるほどの美味しさっていうことなんですね。
バターの香りと小麦の香ばしい風味にほどよい甘さが加わって、「パリッ!サクッ!」とした食感も美味しさのうち。
このラスク専用の作られたフランスパンや最上級の厳選バターなど、とことんこだわったラスクは、素朴なんだけど上品という相反する2面性を持つ1品です。
こんなに美味しくて、全国の人が絶賛するお菓子の本店が群馬県にあるということが、ちょっと自慢だったりします。ただ、ガトーフェスタ・ハラダが群馬にあるってことを知っている人がほとんどいないのは残念だけど。
本店の外観や内観は、まるでお城か宮殿みたいで、あの素敵な建物だけでも一見の価値があるかも知れませんよ。
優しい味わいをそこなわないように、私はいつも紅茶といっしょにいただいています。
ガトーフェスタ・ハラダ
住所: 群馬県 高崎市 新町1207
アクセス:JR新町駅より車で3分、徒歩15分。上信越道「藤岡IC」から約12分。
・駐車場:約60台
・営業時間: 10:000~19:00
・休業日:1月1日
・電話番号: 0274-43-1100(店舗)、0120-520-082(通信販売)