事故の多い12月だからこそ自動車保険に付帯したい特約

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年末の事故

1年を通して一番事故が多いのが年末である12月だと言われています。

忘年会や年賀状作成、大掃除やクリスマスのプレゼント選び、お正月の準備など、やることがいっぱいで、何かと忙しく注意力が散漫になりがち。

それに、 お正月で実家に帰省するため普段車を運転する人が多いのも事故が多い要因なのかなと思います。

先日のことですが私の友人も信号待ちしているときに、車に衝突され車は廃車になり、友人もケガをしてしまいました。

今日は、そんな事故の多い年末だからこそ、付帯してほしい自動車保険の特約について書いてみたいと思います。

自動車保険に今、付帯したい特約

自動車保険の特約っていろいろありますよね。全部付帯できればもちろん一番良いのですが、保険料との兼ね合いもあるし、優先順位の低い特約は外しがち。

それでも私が絶対に外せないなと思う特約は弁護士費用特約です。

なぜ、弁護士費用特約が必要かというと、損害保険会社に勤めている友人から「最近の傾向なんだけど、自動車の事故で小さな事故でもすぐに弁護士を入れる人が多いんだよね」と聞いたからです。

それともう1つ「もらい事故」の場合そもそも保険会社が相手方と示談交渉が行えないことも教えてもらいました。

保険会社は「相手の方の被害」に関しては当事者(保険金を支払う立場)になるので示談交渉できますが「お客さまの被害」については当事者にならないので、示談交渉ができないのだそうです!

つまり車を停車中に追突されたり、相手の車がセンターラインを越えてきて激突を受けたときなど、明らかに相手が悪い場合は自分自身で相手と交渉をしなければならないのですね。

相手が自分の過失を認めて、すんなり解決すれば良いですが、相手が弁護士をいれてきた場合、自分の自動車保険に弁護士費用特約がついてなければ、プロ対素人の戦いになります。

法律の知識もないし、ただでさえ仕事や家庭に追われていて忙しいのに自分で示談交渉なんてできないですよね。

まさに私の実体験でもあります

実は私自身も弁護士費用特約の必要性を感じている一人です。

数年前のことです。5車線ほどある道路の直進車線を走っていたのですが、信号無視の車が右折してきて衝突してしまったのです。

一瞬、夫と娘のことが頭によぎりました。「あぁ。私はもしかしたら死んでしまうかもしれない」頭の中はパニック状態でした。

というのも私の車は軽自動車で相手の車は普通乗用車だったのです。

私の車より数倍大きな車が減速もせずに、つっこんできたものですから私の車は、まるでおもちゃのよう。

「どん!」

と大きな音がしたと思ったら私の車はその反動で、左右にスリップしながら横転してしまったのです。

無惨にも私の車のリアバンパーは外れ、他にも凹みやキズがたくさんできてしまいました。しかし、相手の車は無傷でした。

交差点の事故で、私も運転していましたから私にも過失があることは十分に承知はしていたのですが、なんと相手方は私に10割りの過失を主張してきたのです。

ある日突然、弁護士から手紙が届きました

事故が起きてからすぐに私も相手方も加入している自動車保険会社に連絡し、保険会社同士のやりとりが始まりました。

保険会社からは相手と直接連絡をとらないように言われていましたので、すべては保険会社にお願いするしかありません。

しかし、待てども待てども相手からの連絡がないのです。先ほども書いたように相手は私に10割りの過失があったことを主張したまま、一切の連絡を絶ったのです。

そして数か月後、私のもとに相手方の弁護士から手紙が届きました。相手方の代理人として今後は弁護士へ連絡するようにと…。

私としては「相手方が8割の過失で私が2割の過失くらいが妥当だろう」と思っていたのですが、相手と話し合いができないまま弁護士さんを入れられたので、弁護士費用特約をつけていなかった私は、泣き寝入りをするしかありませんでした。

結局、なんとか10割の過失を取り下げてもらえないかお願いし、5対5の割合で決着したのです。

まとめ

もちろん、その出来事があってからすぐに弁護士費用特約を中途付加しました。

私が加入している保険だと年間保険料2300円でした。月にして約200円で保障してもらえるなら安いな、と思いました!

保険の大切さって普段はなかなか意識する機会がありません。

でも私のように事故にあってからでは遅いです。

ぜひ自動車保険の特約、特に弁護士費用特約がついているか確認してみてください。

もし、付帯されていなかったら更改日を待たずに弁護士費用特約を中途付加もできると思います。

ちなみに弁護士費用特約は1台1台の車に付帯しなくても家族の代表者の車に付帯しておけば、大丈夫です。

補償の対象となるのは、①記名被保険者とその配偶者②記名被保険者とその配偶者の同居の親族③記名被保険者とその配偶者の別居の未婚の子(これまでに婚姻歴のない子)です。

事故の多い年末です。自動車保険でしっかり備えて安心して自動車を運転したいですね。

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