ミニマムガーデン
最近、お庭づくりに目覚めてしまいました。
庭といっても、大がかりなガーデニングではありません。手のひらにさえも乗ってしまいそうな、小さくて可愛いお庭です。
今日は、そんな「ミニマムガーデン」のご紹介をします。
ハマる人増加中の「テラリウム」
小さいけど、いやし効果バツグンのお庭、その名は「テラリウム」
ここ数年、女性を中心にハマる人が増加中なので、お聞きになったことがあるかも知れませんね。
私は、つい最近まで全く知らなかったのですが、今ではテラリウムは一大マイブーム!材料費も安いし、作り方も簡単だし、何よりインテリアとしてオシャレ♪
元々、植物は好きだったのですが、観葉植物は意外に手がかかりますよね。仕事と家事と育児に追われる身では、ウッカリと枯らしてしまうかも知れません。
手がかかることは出来ない、だけど室内にグリーンがないのは味気ない、そんなジレンマから私を救ってくれたのがテラリウムだったのです。
画像のように透明な容器の中で小さなグリーンを育てるんですが、これがもう、驚くほど手間いらず!
テラリウム作りに必要なもの
テラリウムを作るのに必要な基本材料は、「ガラス製の容器」「土」「中に入れる小さな植物」の3つだけ!
では、ひとつずつ説明して行きましょう。
まずは「容器」
透明なものなら別にガラス製じゃなくてもいいのですが、やっぱりガラスの透明感は捨てがたい!できればフタ付きがおすすめです。
候補になりそうものをあげてみます。
- 調味料やジャムの空き瓶
- メイソンジャー
- 使わなくなった透明タイプの電球
- ガラスのキャンドルホルダー
- 100均で手に入るガラス製の容器(化粧小物入れ、漬け物容器など)
続いては「土」
土は中に入れる植物の種類によって多少は変わりますが、よく使われるのは下記のもの。
- 砂
- 砂利
- ゼオライトや根腐れ防止剤
- 小石
- カラーサンド(100均で発見)
- 苔
- 炭
- 園芸用の土(乾燥気味に育てたいなと思ったら、砂や赤玉土)
そして「中に入れる植物」
できるだけコンパクトな植物を選びましょう。そして、成長度合いの大きい種類は避けるようにしましょう。ニョキニョキ伸びてしまったら、可愛いミニマムガーデンといえなくなってしまいますからね。
- サボテンなどの多肉植物
- 和風が好みなら苔
- 観葉植物なら、ペペロミアやベニアミメグサ、シダ類
追記:私のイチオシ植物
おすすめ植物について、私が今いちばん推しているのは、エアプランツです。
エアプランツというのは、実に2,500以上もの種類があり、葉の形や花の有無なども様々です。その名の通り空気中の水分や窒素を自力で吸収して成長します。
でも、水やりが全くいらないというわけではありません。ごく少ない回数だけ、きちんと水やりをしてあげることで、ミニマムガーデンの主役として長く楽しませてくれるんです。
理想的な水やり計画は以下の通り。
- 春・夏・秋シーズンは、2~3日に1回ミスティング(霧吹き)
- 春・夏・秋シーズンは、1ヶ月に1回ソーキング(たっぷりの水に数時間浸す)
- しおれ気味なら、霧吹きの水に活性肥料を混ぜる
- 冬場はミスティングは少なめ、ソーキングは控える
- 大きくなったら、春・夏・秋シーズン中に株分け可能
テラリウムの作り方
では、基本的な「テラリウムの作り方」を説明します。
- ガラス容器の底に「土(あるいは小石、その他)」を敷く
- 植物を植えつける
- 霧吹きで軽く水分を与えてフタをしたら完成!
以上(笑)
簡単すぎる説明でごめんなさい。
こんなに少ない水やりで本当に大丈夫なの?
テラリウムの水やりは、量も回数も普通の観葉植物より圧倒的に少なくてOK!
でも、こんなに少ないお水で本当に大丈夫なのか心配になったので、ちょっと調べてみました。
植物は光合成をするので小さな容器内が水蒸気で曇り、それが水滴となって容器内の土に染み込みます。その土中の水分を植物が吸い上げ、自力で水分補給をするというわけです。(この作用は、フタ付きの容器ほど顕著になります。)
海外向け長距離輸送の際、植物を枯れにくくする手段として考案されたテラリウムは、上記のような植物の水分補給の仕組みを利用しています。だから、一般的な観葉植物に比べて、ごくわずかな水やりでも大丈夫なんですね。
ちょっとひと工夫で世界にひとつだけのお庭に
これからの季節、テラリウムの中をクリスマス風のディスプレイにするのも楽しいですね。
100均で手に入る小さなクリスマス用のオーナメントやフィギュアをちょこっとプラスすれば、子どもも喜びそう~♪
家族で行った夏の海。砂浜で拾った貝殻をモチーフ風に飾るのも素敵ですね。流木を加えると、よりナチュラルな仕上がりになりそう。
ドライフラワーなら枯れる心配がいらないので、テラリウムのアレンジにはもってこいです。
同じドライでもフルーツを入れると、ほんのりと甘い香りも楽しめますよ。
自分なりの工夫をこらして、ぜひ「世界にひとつだけ」のあなたらしいミニマムガーデン「テラリウム」を作ってみてください。