中国のお正月
中国では旧暦に従って「春節」(旧正月)に新年を祝うそうです。
2017年の春節は明日、1月28日です!大晦日にあたる今日も中国では大いに盛り上がっているそうですよ。
ちなみに、私の実家では「雛祭り」や「七夕」は旧暦で行います。
旧暦を新暦にあわせようとすると毎年、日にちが違ってしまいますので「雛祭り」は4月3日。七夕は8月7日に行うのです。
遠い地域から転勤してきた先生は、この風習に驚いていました。
さて、話しを中国のお正月にもどして、今日は、お正月にちなみ「向かい干支」「守り干支」の話をご紹介したいと思います。
「守り干支」と「向かい干支」
今年は酉年ですね。みなさんの周りには「年男」年女の方はいますか?
よく、「年男に接すると運気がアップする!」と言われますが、年男である酉年の人はどうすれば運気が上がるのでしょうか?
それは、十二支を円に描いたときに自分の干支と対角線上にある干支のグッズを持つこと。つまり、酉年ならウサギの小物を持つと運気がアップするのです。
円を描いたときに反対側になる干支のことを「向かい干支」、向かい側になった干支のことを「守り干支」と呼ぶそうで、江戸時代から親しまれている習慣なんだとか。
他の干支の人は何をもてば良いの?
では他の干支の人は何を持てば良いのでしょう?わかりやすく図にしてみました。
子(ねずみ) | 午(うま) |
丑(うし) | 未(ひつじ) |
寅(とら) | 申(さる) |
卯(うさぎ) | 酉(とり) |
辰(たつ) | 戌(いぬ) |
巳(へび) | 亥(いのしし) |
ねずみはミッキーマウス、犬はスヌーピー、猿や羊なども可愛いキャラクターがありますが、猪やたつってどうすればよいのでしょう?
渋い置きものしかなさそうですよね。
ウサギの小物はミッフィーとかマイメロディーとかいろいろありますよね。
「向かい干支」と「守り干支」の効果
酉年の人は「貯金が上手」卯年の人は「おおらか」など、それぞれの干支には性質があります。
向かい干支は、自分の干支とは正反対の性質を持っているので、自分にはないパワーを与えてくれるそうです。
作家の和泉鏡花が、向かい干支であるうさぎの小物を大切にしていたのは有名な話です。
なんでもお母様から「兎の物を大切にせよ」と言われたのだとか。マフラーにまで兎柄を使用していた正真正銘のウサギグッズコレクターだったのです。
昔は七五三の着物の背中に向かい干支の刺繍をいれる習慣もありました。
今でも歌舞伎役者など伝統芸能の役者さんはこの守り干支の風習を取り入れているみたいですよ。
まとめ
この「守り干支」の話しは岐阜県の香嵐渓のお土産売り場に置いてあったグッズで知りました。
お気に入りのキャラクターのグッズはきっと身を守ってくれるでしょう。
それにしても昔の人は面白いことを考えますよね。