不動産会社時代の上司に学んで競売物件に入札【不動産投資3】

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主婦だって賃貸経営できる理由

賃貸経営に興味がある私は、先日からときどき「不動産投資」に関する記事を投稿してきました。

不動産屋勤め自体はけっこう長かった私ですが、賃貸経営に興味が湧いてきたのは、勤め始めてかなり経ってからのことです。

なぜなら、「主婦で女性の私には賃貸経営だとか不動産投資だとか、そんなもの夢のまた夢だわ」と思っていたからです。

でも、そんな考えを根底からひっくり返されるような出来事があって、心境が変化したのです。

「主婦だって、賃貸経営できるかも知れない」と、私が思うようになった出来事を今日はお話しします。

※この記事を読んでいる皆さんに1点だけお願いがあります。私は不動産投資には興味はありますが、実際に不動産投資をしているわけではありません。ですから、私の書く記事はあくまでも「興味のある人が書いた記事」という感じで読んでもらえたらと思います。ただ、不動産屋に勤めていたので一般の人よりは、多少の知識はあると思います。ゴルフで言えば、キャディーさんのような感じでしょうか。よろしくお願い致します。

自分の上司の年収の高さにビックリ

賃貸経営なんて夢物語。

私の人生とはまったく無縁の世界だと思いながら働いていた私。

そんなある日、直属の上司が私たち部下全員を飲みに連れて行ってくれたことがありました。
宴もたけなわ。

ほどよく酔いが回って気分が良くなったのか、上司がいきなり「みんなって、俺の年収がいくらか知ってる?」と、大胆な質問を投げてきたのです。

さすがに即答する人はいなくて、互いに探り合うような妙な空気が流れました。そのとき、幸か不幸か、上司と目が合ってしまったんです、私。

飲んでいる席だとはいえ、迂闊なことは言えません。内心怒られないかと思いながら「1000万円」と、おずおずと言ってみました。

すると、上司はニヤリと笑って、「残念!2000万円だよ。」と言うではないですか!?私も含めて、その場にいた全員が「ウォーッ!」と同じような声をあげました。
上司が言うには、その2000万円は、会社の給料プラス不動産投資で得た収入なのだとか。

その頃、上司の年齢は30代前半でした。上司は20代の頃から不動産投資をしていたとは聞いていましたが、バブルが弾けて以降ずっと不況のどん底が続く中で、2000万円ももらっている人が身近にいることにビックリしたのでした。

実は環境に恵まれていた私

その頃、上司から毎日のように「Aという物件いいよ!買ってみれば?」とか「Bという物件が500万円で売りに出ているから安いよ!」などと、ことあるごとに聞かされていた私。

当時はまったく興味が持てなかった私は、いつも曖昧な返事をしていました。

なにしろ上司は、お祖母様の代から賃貸経営をされていた方。幼い頃から経営や投資の現場を見聞きしてきたはずです。

それに比べて私は、賃貸経営や不動産投資なんて、ここに勤めて初めて聞いたようなもの。触れる機会も住む世界も全く違います。

あるとき上司に、思い切って気持ちをぶつけてみたのです。

「お祖母様もお父様も賃貸経営されているような環境で育っていれば、不動産投資をするのはあたりまえのことかも知れません。でも、そんなものとは一切無縁の環境で育った私なんかに、不動産投資なんて到底無理な話なんです!」

日頃の気持ちをぶつけてスッキリ満足した私でしたが、上司が次に発した言葉に絶句してしまいました。

「え!!!俺と毎日一緒に働いているのに、不動産投資が身近な環境じゃないって言えるの?」

そのひと言に私はハッとしました。

言われてみれば、仕事中はずっと上司といっしょにいて、常に不動産投資や物件情報について聞かされているのは、ある意味で私も同じ環境にいるということです。つまり、上司と私に「環境の違い」なんてないと言えます。

私と上司との違いは環境ではなくて、やりたい事があった時に一歩前へ踏み出せる勇気があるかないかだったのです。

そして上司は続けて、自分は家族に賃貸経営をしている人がいなくても不動産投資をしていたとも言いました。

上司は育った環境に不動産投資をしていた方がたまたまいただけで、実際に不動産投資を始めるにあたってご家族から融資してもらったわけでもなく、自分自身で勉強して道を開いていったのです。

競売物件に入札

上司とのそんなやりとりのあと、まずは私もできることから始めようと思い、競売物件に入札してみました。

なぜ、競売物件に入札してみたかと言うと、その上司が最初に手に入れた物件が競売物件だったと聞いたからです。とりあえず、なんでも「模倣」からって言うじゃないですか。

でも、実はこの選択はかなり危険でした。競売物件は、いろいろな法律も絡んでくるし、中にはかなりはリスクの高い物件もあります。本来なら、初心者は絶対に手を出してはいけなかったのです。

もちろん、競売物件を本気で落札するつもりなんて私にはありませんでしたよ。

不動産投資のリアルな世界を色々と体感したかったのですが、こと競売物件に関しては見学ができないので想像するしかありません。

だからあくまでも勉強のつもりで、万が一落札しても困らない格安物件を選びました。安いというだけでなく、もともと仕事で知っていたマンションのひと部屋で、資料を見る限り大きなトラブルの可能性はなさそうな物件だったことも私をあと押ししてくれました。

確か最低入札価格の15000円で入札したと記憶しています。

競売物件の入札方法

ここで競売物件の入札方法をザックリ説明しておきます。

1.保証金を入金…売買基準価格の10分の2以上に金額を裁判所の口座に振り込むのですが(この保証金は返ってきません)私の場合3000円くらいだったと思います。

2.提出書類を提出…入札書・入札保証金振込証明書・添付書類を提出。この書類に自分で決めた落札価格を書きます。

そして書類を裁判所に提出したあとは、ただ待つだけです。

気の小さい私は、待っている期間中ずっとドキドキしてしまって仕事も手に着かず、夜も眠れませんでした。

初入札の結果

不動産投資ベテランの上司や大家さんたちに「落札してしまったらどうしよう」と半泣きで話すと、「普通の人は落札できなかったらどうしようって言って泣くのだよ」と笑われました。

結果は300万円ほどで落札した方がいて、お陰さまで買わずにすんだのですけどね。この結果がわかったときは、正直心から安堵したものです

まとめ

自分の経験からも、競売物件の入札は初心者には絶対おすすめしません。たいがいのことには度胸がある私でも、競売物件に手を出したときは本気で後悔しましたから。

私自身も将来不動産投資をするなら、マイペースで取り組める物件を選ぼうと決めています。

そうそう、前述の上司のその後はというと、独立して今ではバリバリ不動産投資をしているそうです。年齢的には現在30代後半のはずですが、その年ですでに30棟くらい持っているのだとか。

これからの時代は年齢や性別に関係なく、不動産投資を始める方がどんどん増えていくことでしょう。不動産投資に興味を持ちながら、環境を言い訳にして始められないのは大きな機会損失だと、今の私にはハッキリ言えます。

「そんなこと言われても、専業主婦で収入もないし住宅ローンも抱えている私には関係ないな~」という声はきっとあるでしょう。

そんな方に向けて、次回は専業主婦からカリスマ大家へと上り詰めた鈴木ゆり子さんのエピソードをご紹介したいと思います。

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