グリーンスムージーで体調に異変
グリーンスムージーが流行っていますよね。私も一時期ハマっていました。
でも、今は飲んでいません。
フェードアウトしたのではなくて、思うところあって意識的にやめたのです。
やめた理由は、グリーンスムージーを飲み始めてから、ちょっと体調に異変を感じたから。
「最近、寝起きが辛いなあ」
「いつも軽い頭痛がするなあ」
「前にもまして肩こりがひどくなったなあ」
「なんとなく下腹部がポッテリしてきたなあ」
と、これらが私の感じた異変です。
確かにグリーンスムージーは、新鮮な食材を使用していいて、酵素がたっぷり摂れます。
ところが、なぜか私の場合は逆効果になってしまいました。
グリーンスムージーは冷え性を悪化させる?
葉野菜や果物には、新鮮な酵素がたっぷり含まれています。
熱に弱い性質を持つ酵素を効率よく摂取するのに、スムージーにして飲むことは確かに良い方法です。
でも、誰にとっても良い方法かというと、そこはちょっと疑問かも知れません。少なくても、私には全く合いませんでした。
ここでいきなり質問です!
「そもそも酵素って、体内でどんな働きをするかご存知ですか?」
私も明確には答えられなかったので、ちょっと調べてみました。
ザックリ言うと、酵素の働きは消化を助けることと、代謝を促すことです。
実は酵素というのは、元々体内でも作り出されているのですが、一生のうちに作られる分量が限られています。しかも加齢とともにその量は減少してしまうので、どんどん酵素不足になるわけです。
不足した分は、食物に含まれる食物酵素で補うしか手はありません。
そこで、ここ近年の健康ブームとも相まって、注目されたのがグリーンスムージーでした。
何といってもお手軽だし、加熱しないので成分も破壊されないし、またたく間に大ブームとなったわけです。
でも、哀しいかなグリーンスムージーは、その効能以上に「体を冷やす」という大きなデメリットがありました。
近年、女性の低体温化が問題視されていますね。
低体温については、こちらの記事でも書いていますので、ぜひご覧ください→低体温は万病の元
人間って体温がたった1℃下がるだけで、免疫力が30%以上も低下し、代謝も約12%低下するんですって!
免疫力が低下すると病気にかかりやすくなることや、代謝が低下すると血液がドロドロ化して血流が悪くなるってことは、素人にでも何となくわかります。
冷えって怖い!
主な葉野菜も、バナナやパイナップルなどの南国果実も、体を冷やす作用がある食材です。しかも、生食(生のまま摂取)は冷えを促進します。
つまりグリーンスムージーは、体や内蔵を冷やす条件のオンパレード!
元々ひどい冷え性の私が、毎日スムージーを飲んでいたのですから、体調が悪くなるのは当たり前だったわけです。
ホットスムージーのすすめ
やはり女性は冷やさないことが肝心。
そこで、お勧めしたいのが、ホットスムージー。
ホットと言うぐらいですから加熱するわけで、そうなるともちろん酵素は死んでしまいます。
その代わり、温めることによって、抗酸化力がうんと高まるんです。
抗酸化力、つまり体のサビと言われる活性酸素をやっつけてくれる働きがパワーアップするということ。
ホットスムージーは、ザックリいうと、酵素を捨てて抗酸化力を取るというわけです。
そんなホットスムージーに向く食材の一例として、ニンジンがあります。
ニンジンには、βカロテンという強い抗酸化作用のある成分が豊富!しかも、このβカロテンは茹でることで含有率がUPするんです。
さらにもう一例として、医者いらずと言われる健康果実のリンゴ。
リンゴには、水溶性食物繊維のペクチンが豊富ですが、このペクチンも温めると含有量が増えます。
ペクチンの効能は、血糖値の上昇を抑え、お通じの改善、疲労回復などと、とても優秀です。そんなペクチンの含有量が増えるなんて、ありがたいこと。
グリーンスムージーとホットスムージー。
似て非なるものだけど、自分の体質や症状に合っている方を上手に取り入れるようにしましょう。