秋の果実の代表「梨」
秋は果物が美味しい季節ですよね。
定番としては、りんご、梨、柿、ぶどう、栗などでしょうか。ちょっと珍しいところでは、アケビやザクロなんかも秋が旬。
早生の温州みかんも、スーパーに並び始めていますね。
果物好きの私は毎年今ごろになると、にわかに食べる楽しみが増えてワクワクです。
毎年恒例の梨狩り
わが家では、秋になると梨狩りに行くのが恒例です。
毎年のように行く理由は、もちろん私が梨好きだからというのもありますが、自宅から気軽に行ける距離に群馬県一の梨の生産地があることが大いに関係しています。
場所は榛名山の麓の「里見地区」。エリア一帯に何十箇所も梨園があるんです。
わが家が毎年お邪魔する梨農家さんは、特に予約もいりません。だから、季節になると思い立ったときに出かけています。
里見の梨は、県下一の生産量だけでなく、味も随一!
みずみずしい果汁たっぷりで、ほどよい甘みに目尻が下がってしまいます。
このエリアの国道沿いには、直売所もたくさん並ぶので、手軽に美味しい里見梨を食べたい人にはそちらもおすすめです。
青梨と赤梨
ところで、梨には大きく分けて「青梨」と「赤梨」の2種類あるってご存知でしたか?
青梨の代表品種は、おなじみの二十世紀。ほかに夏姫とか、菊水というのもあります。
皮は黄味を帯びた緑色。甘みはあっさりめで、シャリシャリした軽い歯ざわりとたっぷりの果汁が主な特徴です。
そして、赤梨として有名なのは、幸水や豊水などです。
赤梨の特徴は、皮が赤味を帯びた薄茶色で、歯ざわりは少しもったりしていて、甘みが強いです。
あかつきの「憧れの梨」
梨のことを書いていたら、また食べたくなって来ました。
でも残念ながら、一般的な梨のシーズンはすでに終了しています。梨狩りもまた来年まで待たなければなりません。
だから、ちょっと寂しいあかつきです。
ただ、つい最近知ったのですが、梨には12月中旬から翌年の2月ごろまでが旬の品種があるんですって♪
その名は「愛宕梨」(あたごなし)
すごく大きな品種で、平均的な重さは1kgほど。大きいものは2kgほどあるのだとか。貯蔵性もあって、冷暗所に置いておけばひと月でも美味しくいただけるそうです。
この愛宕梨、すでにおなじみの方もいらっしゃるかも知れませんが、まだ食べたことのないあかつきにとっては「憧れの梨」
色味と食感は赤梨グループになるのでしょうか。ぜひ、一度、実際に食べてみたい!出回り始めるのはまだ先なので、今年は手に入れてみようかな。
ただ、ネットでチラッと見たところ、とってもお高い!まぁ、お値段も大きさに準じているのでしょうね。
梨の栄養価と効能
ここからは、梨が意外なほどに栄養効果があるというお話をします。
梨は果物の中でもあっさりしていて、その90%近くが水分なので、栄養成分はほとんどないと誤解されがちです。
確かに、ビタミンの含有量はとても少なめ。そのかわり、カリウムや食物繊維、アスパラギン酸などが豊富です。
まずカリウムは、利尿作用があるので、むくみや二日酔いの解消に効果的です。そして、食物繊維は便秘を解消。
さらにアスパラギン酸は、疲労回復する効果に期待できます。
他の果物に比べて、少々地味めな梨ですが、こんなにも優秀な効能があったんですね。
ところで、梨を食べるとき皮はむきますか?
梨の栄養成分は、そのほとんどが皮やその周囲に含まれています。
ですから、ぜひ皮をむかずに食べてみてください。
一風変わった梨の食べ方
実は梨には、解熱作用もあります。
と言うことはつまり、体を冷やしてしまう果物だと言うことです。
女性に冷えは大敵!
とはいっても、せっかくの旬の味覚。美味しく食べたいですよね?
そこで、体を冷やさない梨の食べ方をひとつご紹介しようと思います。
◆梨の簡単コンポート風
【材料】
・梨
・生姜を少々
・ハチミツを大さじ1~2杯
・シナモンパウダーを適宜。
【作り方】
・梨を皮付のまま櫛形に8等分くらいにして、さらにその一片を半分に切ります。
・それを耐熱性の容器になるべく重ならないように並べ、ハチミツを回しかけ、その上に千切りにした生姜を散らします。
・ラップをして、レンジで2分。
・食べるときにシナモンパウダーをパラパラと♪
甘みや生姜の量は、お好みで増減してください。
こんなに簡単に美味しいコンポートができてしまいます。ぜひ、試してみてくださいね。