肌荒れの季節
ここ何日か暖かい日が続いていますが風がとても冷たいです。この冷たい風のことを、私が住んでいる群馬県では「空っ風」と呼んでいて、体感温度がとても低くなってしまうのです。
「空っ風」は冷たいだけではなく、空気を乾燥させてしまいます。
空気が乾燥していると、肌も乾燥してカサカサしてしまいますよね。
特に、娘の乾燥肌はひどく、痒がって夜中に起きてしまうし、体が血だらけになっていました。
かゆみ止めの薬を飲ませても塗り薬を塗ってもぜんぜん改善しない、そんな日々が1年以上続き、気が付けば4つの病院をローテーションで受診していました。そんなある日、5つ目の病院に受診したことをきっかけに、娘の乾燥肌が、すっかり完治したのです。
処方された薬はどの病院も同じでした
病院に通い始めたきっかけは「1才6ヶ月検診」のときに、「アトピーかもしれない」と言われたことがきっかけでした。
パパがアトピーなので、娘ももしかしたら…と思い、かかりつけ医に受診し血液検査をしてもらいました。
結果はアトピーではなく、食べ物など他のアレルギー反応もでませんでした。
ちょうど秋が終わる頃だったので「乾燥肌」なんだろう、と言われました。
最初の病院では、「ロコイド」「ヒルドイド」「ワセリン」を順番に薄く塗るよう指導されました。
しかし、なかなか良くなりません。
他の病院では「ロコイド」と「ヒルドイド」の塗る順番を逆にするように言われ、「ワセリン」は塗らなくても大丈夫という病院もあったのですが、結局よくなりませんでした。
とうとう、保育園でも薬を塗ってもらうようにして、かゆみ止めの薬を飲ませたんですけど、ちっとも効果があらわれませでした。
ママ友からの口コミ
そんなとき、家族でインフルエンザにかかってしまいました。
娘は5日ほどで完治したのですが、ホッとしたのも束の間、また熱が続いたのです。
「もしかしたら、またインフルエンザにかかってしまったのかも」と不安になった私は、ママ友にオススメしてもらった病院に行ってみることにしました。
診察してもらうと、娘の熱の原因は、なんと肌荒れが原因だというではないですか!
「ママ、こんなになるまでほっといちゃダメだよ!」
と言われてしまい、泣きそうになった私。けっしてほっといた訳ではないのですが、娘の肌が良くなっていないのは事実です。
あんまりにも肌が荒れていたせいで、娘の肌は皮膚呼吸できなくなってしまい、体に熱がこもってしまい熱が出たのだそう。
薬の塗り方を変えただけで完治しました!
薬の塗り方については、いつも口頭で説明をうけていましたが、実際に娘をモデルに薬を塗るところは見たことがありませんでした。
先生から薬局で薬をもらったら病院へもどってくるように言われ、薬の塗り方を指導してもらいました。
ちなみに、処方された薬は今まで通っていた病院と同じで「ロコイド」と「ヒルドイド」を混ぜたものでした。
看護師さんから
「今までどうに塗ってた?」
と聞かれたので
「これくらいの量を指にとって手のひらで伸ばして、薄く塗っていました」
と少量の薬を指にとって見せると…
「少なすぎ!それじゃあママの肌がきれいになるだけで、まったく意味がないよ!」
と言われました。
続けて看護師さんは、たっぷり指にとった薬を娘の背中にポン・ポン・ポンと5か所にわけて塗ったあとに、手で伸ばしていました。
その量まさに「たっぷり」いいえ、「どっぷり」と言っていいくらいの量です。
せっかく塗った薬も、ほとんどが下着についてしまうので、塗りすぎ!と思うくらい塗らないと、薬の効果がでないそう。
先生から、肌がきれいになっても、しばらくはこのくらいの量で塗り続けるように言われ、1週間塗り続けると、完治しました!!!
しかも2日目くらいで9割くらい良くなり、1週間たったときは、娘の肌は生まれたての赤ちゃんのときのようにキレイになったのです。
乾燥肌で大変な思いをしていたのは、もちろん娘ですが、お風呂に入れているとき、寝ていて起きてしまうとき、私の心も一緒に痛んでいました。長い間もちつづけていた悩みから、わずか1週間で解放されて涙がでるほどうれしかったです!
まとめ
長かった娘の乾燥肌との戦いがようやく終わりました。
でも、あっけない終わり方だったとも思います。もっと早く5つ目の病院に受診していれば…と後悔しています。
しかも、最後に受診した病院は「1才6ケ月検診」で診てもらった先生が開業していた病院だったのです。
巡り巡って、最初に診てもらった先生のもとへ戻ってくるとは…。
先生曰く、風が強く乾燥している群馬県や栃木県などの「海なし県」の子どもは乾燥肌に悩まされる子が多いそう。今の肌の状態を保つために、引き続き梅雨に入るまでは、「ヒルドイド」を塗って保湿するように言われました。
1人1人のお子さんの症状は違うし、私はお医者ではないのでハッキリとは言えませんが、娘のようになかなか乾燥肌が治らなければ、もしかしたら薬の塗り方(量)が違うのかもしれません。
子どもが痒がる姿ってとても辛いです。「乾燥肌」しっかりケアしてあげたいですよね!