お茶の豆知識
忙しい朝のひと時、急須で入れた日本茶を飲むとほっこりしますよね。若者からお年寄りまで日本人ならお茶が好きな人って多いのではないでしょうか?
飲んでおいしい「お茶」ですが、実は面白い豆知識がたくさんあり、話材にぴったりなんですよ。
今日は会話に困ったときの無難な会話ネタとしたお茶の豆知識をご紹介します。
お茶の豆知識1
日本三大銘茶ってご存知でしょうか?
答えは静岡茶(静岡県)宇治茶(京都府)そして狭山茶(埼玉県)と言われています。昔からそれぞれの特徴を表して「色は静岡、香りは宇治よ味は狭山にとどめさす」と言われます。
今度、お茶を飲むときは色と香りと味に注目してみてください。それぞれのお茶の飲み比べも楽しそう。
お茶の豆知識2
次はお茶のクイズです。次の歌の文句の中に「茶」が何回でてくるでしょうか?
「茶の香り漂う茶畑で茶摘み歌を歌いながら茶を摘む茶摘み娘の摘みましたお茶は分福茶釜で茶を沸かす。わたしゃ、おへそで茶を沸かす紅茶に玉茶、玄米茶。引き茶に煎茶に抹茶に番茶。チャッキリ、チャッキリ茶の葉切り。チャッキリお客は茶をチャカス。チャチャチャは素晴らしい。うちのおチャチャの言うことにゃ日本のお茶茶は美味しいよ。お茶で明けお茶で暮れる日本の国でございます。」
答えは31回です。
クイズで出題するときは、一度目は早口言葉で二度目はゆっくり、三度目は一緒に数えながらすると面白いですよ。
お茶の豆知識3
さて、お茶クイズ其の二です。
「茶」の漢字の中に数字がいくつ隠れているでしょうか?
まず、草カンムリの部分。漢字の十の字が横に2つ並んで20になります。そのほかの部分、つづけて上から八十八という数字がでてきますね。こちらを足すと108という数字が現れます。(10+10+88)そう、お茶という字には108という数字が隠れていたんです。
ちなみに、毎朝お茶を飲み続けると108歳まで必ず長生きできるとも言われているんですよ。
ほかにも、108歳を迎えた人を茶寿とも呼びます。
よく朝お茶を飲むと健康で長生きできる!と言われていますが、こんなところに由来があるのかもしれませんね。
お茶の豆知識4
こんな歌い文句も楽しいですよね。
「ご飯のときだとお茶を摘み。帰って来たよとお茶になる。誰も来ないとお茶を飲み。誰か来たかとお茶に成る。そろそろやるかとお茶を飲む」
なんだか、農家の方ってこんなイメージ(笑)
お茶の豆知識5
こちらのジョークも面白いですね。
「朝飲んでも「ばん茶」一杯飲んでも「せん茶」結婚式に飲んでも「ほうじ茶」
誰が考えたのかわかりませんが、考えた人は頭が良いですよね。
お茶の豆知識6
昔からよく言われるお茶の迷信はこちら。
「女一度嫁がば、茶の木のごとくあれ」
お茶の木は根付きがよく植え替えは難しいことから、すぐに里には帰らず生涯伴侶でいられると言われています。
昔は、一生同じ人と添い遂げることが当たり前でしたもんね。現代の人の感覚にはあわないかもしれませんね。
お茶の豆知識7
お次は「宇治茶」の話です。
昔々京都の宇治茶の一番茶は長寿の薬と信じられ、必ず江戸の将軍のもとへ贈られたそうです。その道中の人たちは必ず頭を下げてお茶壺が過ぎていくのを待ったそうです。
京都から江戸まで運ぶの大変だったろうなぁ。
お茶の豆知識8
「宇治茶」の話はまだあります。
「宇治は茶どころ、茶は縁どころ」という言葉があります。宇治茶は高級茶として知られておりますが、その昔、生産者の女の子の身分は高くありませんでした。しかし、宇治から京都市内の貴族のもとへお茶を届ける際には、普段はとてももてない出会いの場が得られる、縁をもてたことからこの言葉が生まれたそうです。
「お茶」は婚活にも役立っていたのですね。
お茶の豆知識9
婚活にちなみ、こちらの話題も
「お茶を濁す」という言葉がありますが、これは中国からきた言葉で、昔、嫁入り道具の1つに「お茶」がありました。キレイな花嫁はそれだけで喜ばれましたが、そうでない花嫁には上等なお茶をてんこ盛りにして持たせて、相手の家を喜ばせたそうです。つまり、容姿をお茶でごまかす…結婚の場をお茶でごまかす…という意味だそうです。
「お茶を濁す」の意味って面白いですよね。
お茶の豆知識10
あの懐かしい童謡「ずいずいずっころばし」もお茶に縁のある歌なんです。
「ずいずいずっころましごまみそずい。茶壺に追われてドッピンシャンにけたらどんどこしょ…」これは良く知られている遊び歌ですが、もともとはお茶壺道中の行列を揶揄したところから生まれたそうです。
昔は高級品の「お茶」京都から江戸へ運ばれる様を歌っている歌だったのすね。
お茶の豆知識11
実は、こんな裏話も。
宇治茶のメーカーでも伊右衛門茶はそのほとんどが奈良の大和茶らしいですよ。あの甘みは大和茶にしかできないそうです。
特茶で有名なペットボトル飲料「伊右衛門」に、こんな裏話があったなんてびっくりです。
お茶の豆知識12
次は、お茶の栄養素と効能の話です。
お茶には、ビタミンCやカテキンやカフェインなど脂肪を分解する効果が含まれているので美容効果があるんです。それに、コーヒーやお砂糖・ミルクを使いたくなる誘惑とも無縁です。
お肌にもダイエットにもお茶はぴったりですね。
お茶の話13
健康ネタをもう1つ。
お茶がよくとれる静岡県では1日に10杯以上のお茶を飲むそうで、日本の平均より癌の発生率が低いそう。
まとめ
いかがでしたか?
もし良かったら会社の旅行の幹事になったときや育成会の役員でお茶を入れる機会があったりしたら、この豆知識を披露してみてください。盛り上がること間違いなしですよ♪